旦那が救急搬送されて不安しかない妻のブログ

夫が無事回復したら見せるための備忘録です 改、日々の心情を綴ります

2021年1月23日

「父の子」

私は子供のころよく「お父さんに似てる」と言われました。それは思春期になると嬉しいことではなく娘が父に似るということはかわいくないじゃん!って思っていたんです。
でも25歳を過ぎたころから「お母さんに似てる」と言われるようになりました。
母は美人という風じゃないけど、母に似てるといわれるようになると嬉しさを感じました。同性に似ている方が安心しますよね(笑)

結婚し、まだ子供もいなかった頃に私と夫、そして母と日帰り旅行に出かけました。
ある観光地で母と並んで歩いていたところおじさんグループとすれ違いました。夫は少し離れた後ろを歩いていたのですが、そのおじさんグループが「今の親子かな?姉妹かな?どっちもべっぴんさんやったな~」と話すのが聞こえ、「ふふふ、俺の妻と義母だ」とすごいうれしかったと話してました。
私も親戚や近しい人ばかりでなく全くの他人にも母に似てると認められて私もうれしかったんですけどね!




もう40を超えて今なお「私って母親似」と思うのは顔や仕草ではなく生き方とでもいいましょうか。
「苦労性」とよく言われます。
母は結構奔放だった父を上手くコントロールしつつ家庭をまわしていました。そして50代で病気になった父を数年看病したのち見送りました。
私も結構奔放だった夫を気持ちよく泳がせながらコントロールしてたんじゃないかなと思ってますが、先に病気になるのが夫というところまで一緒になっちゃって。
なので親子としてだけでなく、同性としても一番の相談相手であり理解者は母だなと常々思っています。




そんな私を「お父さんの子やなぁ」と言わしめる出来事がありました。

私たちは数年前から夫婦や子供も含めてキャンピングカーで出かけることが増えました。寝るのは車中ですからキャンプ道具はほぼ持っていなくてBBQ道具くらいです。
でも夫が倒れてもうキャンピングカーで出かけることはできません。
それでも連れて行ってもらうことはできなくても、連れて行ってあげることはできるよなと。
キャンピングカーは無理でもマイカーでキャンプ道具を積んで行くことはできます。
すると実行したいと思う気持ちがムクムク湧いてきて色々調べているうちに次男が気づき「暖かくなったら行きたい」と。
夫は今は一緒に行けなくても昔行った家族での夜の楽しかった思い出を再現したいと思ったのかもしれませんね。
そんな私を見て母は「お父さんの子やなぁ」と言いました。

アウトドアとバイクが好きだった父です。
バイクでキャンプに行ったりしていたのを母も思いだし父の行動と私の今を重ねたんだと思います。

それぞれが何かを思い出し記憶を手繰ったり、思い出を再現したいと願ったんでしょう。
父や夫が歩いてきた道を辿ってみるのもおもしろいなと思い、初心者キャンプの動画で勉強中です。

・・・私にテント張れるかな(笑)